オフショア入門
最初に揃える道具一式
オフショア(船からのルアー釣り)を始めようとすると、まず「何から買えばいいのか分からない」という壁にぶつかります。管理人自身、最初は必要のないものを買い、逆に本当に必要なものを持たずに船に乗って苦労しました。ここでは揃える優先順位をつけて、役割ごとに整理しています。全部を一度に買う必要はありません。
※本記事は管理人(INU48)の実釣経験に基づく選定です。★は主観評価。最新の価格・レビュー件数は各リンク先の楽天でご確認いただけます。
始める前に知っておきたい3つのこと
① 安全装備が最優先
ロッドやリールより先にライフジャケットです。遊漁船では桜マーク付きが求められます。ここだけは妥協しないでください。
② 最初はレンタルも使う
多くの船宿がロッドのレンタルを用意しています。まず何度か乗って、自分が何を面白いと感じるかを見極めてから買うほうが、結果的に無駄がありません。
③ 船長に聞くのが一番早い
その日の潮・タナ・当たりルアーは船長が一番知っています。分からないことは遠慮なく聞く。これが初心者にとって最大の近道です。
① 安全装備|これだけは最初に
まず最初に買うのはロッドでもリールでもなく、ライフジャケットです。遊漁船に乗る場合、桜マーク(国土交通省型式承認)付きのものが必要になります。レンタルを用意している船宿もありますが、自分の体に合ったものを持っておくと着け心地が段違いです。
DAIWA DF-2021 ウォッシャブルライフジャケット 肩掛けタイプ 自動・手動膨脹式
★ 4.0肩掛けタイプの自動・手動膨脹式。桜マーク(TYPE A)対応で、遊漁船の要件を満たします。ベストタイプより涼しく、キャスティングでも腕の動きを邪魔しないのが利点。洗えるので汗をかく夏場でも扱いやすい一着です。
② ロッド|最初の1本は「汎用性」で
狙う魚も釣法もまだ絞れていない段階では、1本で複数の釣りに使えるものを選ぶのが結果的に安上がりです。船宿によってはレンタルロッドもあるので、何度か乗って好きな釣りが見えてから2本目を検討する流れをおすすめします。
SHIMANO グラップラー タイプC S70L キャスティングモデル
★ 4.0キャスティングモデルの入門機。青物のキャスティングを軸に、ライトな釣りまで幅広くこなせます。まず「船からルアーを投げる」を体験したい人の1本目に。
DAIWA ブラスト SLJエアポータブル 63MB-S
★ 4.0スーパーライトジギング用のパックロッド。エアポータブル仕様で仕舞寸法が短く、電車移動や車の積載でも扱いやすいのが魅力。小型青物やタチウオなど、東京湾の身近なターゲットに向きます。
③ リール|ソルト対応かどうかが分かれ目
海で使う以上、塩ガミへの耐性が寿命を大きく左右します。淡水用の安価なリールを流用すると、数回の釣行でゴリゴリになることも。予算に応じて、ソルト対応を明記したモデルから選んでください。
SHIMANO 24 ストラディックSW5000XG
★ 4.0ソルトウォーター対応の定番ステップアップ機。価格と剛性のバランスがよく、青物のキャスティングからライトジギングまで対応します。長く使う前提なら最初からこのクラスを選ぶ手も。
Abu Garcia MAX X SP 2500(MAX X SPINNING)
★ 4.0まず費用を抑えて始めたい人向けのエントリー機。ライトな釣りから入って、続きそうなら上位機に移行する——という進め方なら、最初の1台として現実的な選択肢です。
④ ライン・リーダー・結束|地味だが釣果を左右する
ラインとリーダーは魚と自分をつなぐ唯一の接点です。ここをケチると、掛けた魚を高い確率で失います。船上でリーダーを組み直す場面は必ず来るので、結束道具も一緒に用意しておくと安心です。
VARIVAS ショックリーダー[フロロカーボン]70lb(20号)/80lb
★ 4.0耐摩耗性に優れたフロロカーボンのショックリーダー。魚の歯やヒレ、船底とのスレに耐える役割を担います。号数は狙う魚に合わせて選んでください。
DRESS クイックFGノッターEVO
★ 4.0PEとリーダーを結ぶFGノットを補助する道具。揺れる船の上で手だけで組むのは想像以上に難しく、これがあると結束のハードルが一気に下がります。初心者ほど効果を実感しやすい一品。
⑤ ルアー|まずは実績のある定番から
ルアーは無限にありますが、最初から手を広げる必要はありません。実績のある定番を数個持って、船長のアドバイスを聞きながら使い込むのが上達の近道です。
DAIWA TGベイト 120g
★ 5.0タングステンジグの絶対的な基準といえる一枚。小さく速いシルエットで、青物からタチウオまで幅広く口を使わせます。「何を買えばいいか分からない」段階で、まず持っておいて損のないルアーです。
⑥ 船上の必需品|忘れると一日つらい
意外と見落とされがちですが、グローブとクーラーは快適さと安全に直結します。素手でPEラインを掴むと簡単に手が切れますし、夏場は魚の鮮度が一瞬で落ちます。
SHIMANO キャスティング グローブ GL-004V
★ 4.0キャスティング時に指を保護するグローブ。ラインを直接指にかける釣りでは、これがないと指が切れます。安全装備の一部と考えてください。
SHIMANO アイスボックス VL 22L NX-422V
★ 5.0持ち運びやすいサイズのクーラーボックス。東京湾のタチウオや小型青物など、身近なターゲットならこのクラスで足ります。まず1つ目のクーラーとして。
DAIWA キハダクール160
★ 4.0キハダなど大型青物を狙う場合の大容量クーラー。最初から必要になるものではありませんが、狙う魚が大きくなった時に必ず壁になるのがサイズ問題です。
⑦ あると差がつくもの
なくても釣りは成立しますが、あると釣果や快適さが変わるものたち。予算に余裕が出てきたら、この順で足していくのがおすすめです。
サクラ ドラグチェッカー 15kg DC-2015
★ 4.0ドラグの締め具合を数値で確認できる道具。感覚頼みのドラグ設定を数字で管理できるようになると、大型を掛けた時の安心感が変わります。
SHIMANO ファイティングギンバル BE-200V
★ 4.0ロッドのバットを腹で受けるためのギンバル。大型とのやり取りが長引くほど、体への負担の差が効いてきます。
DAIWA タックルボックス TBシリーズ ホワイト+ロッドスタンド TB
★ 4.0船上で道具をまとめておくボックス。ロッドスタンドと組み合わせると、限られた船のスペースで動きやすくなります。
DAIWA ICEDRY クルーネックアンダーシャツ DU-6021S
★ 4.5夏の日差し対策のアンダーシャツ。船上は逃げ場がなく、日焼けと熱がそのまま体力を削ります。快適さは集中力に直結します。
実釣レポート
道具を揃えたら、あとは船に乗るだけです。うまくいった日も、まったく釣れなかった日も、正直に記録しています。
まとめ
優先順位をもう一度整理すると、①ライフジャケット → ②グローブ → ③ロッド・リール → ④ライン・リーダー → ⑤ルアー → ⑥クーラーの順です。ロッドとリールは船宿のレンタルで代用できる場合もあるので、実は最初に必ず買うべきものは多くありません。まずは一度船に乗ってみて、自分が続けたいと思った釣りに合わせて足していく。それが遠回りのようでいて、いちばん確実な揃え方だと思います。