#特集ガイド #青物ジギング #オフショア 2026年11月4日

青物ジギング用メタルジグ比較|釣り方別の選び方

出船後、竿を並べて走る船上(相模湾)
▲ 相模湾の船上(2026年8月3日、管理人撮影)

船からの青物ジギングでは、同じ「メタルジグ」でも、真下に落とすのか(バーチカル)、船を流してラインを斜めに出すのか(ドテラ流し)、スピニングでテンポよくシャクるのかで、向く形がはっきり分かれます。この記事では、本サイトでレビューしている青物用ジグ6本を、メーカーが公表している設計と想定する使い方をもとに、釣り方別に整理しました。

※★は管理人(INU48)の評価で、今回の6本はいずれも★3.0です。管理人の釣行日記にこの6本での釣果の記録はまだないため、本文は各メーカー公式のスペックと説明(2026年11月に照合)をもとに編集部がまとめています。最新の価格・在庫は各リンク先の楽天でご確認ください。

まず押さえたい|青物ジグ選びの4ポイント

① 釣り方で形を選ぶ
真下に落とすなら、真下からの操作で素直に動くジグ。ドテラ流しなら、斜めに引いても動きやすい長いジグ。メーカー自身が「バーチカル用」「ドテラ用」と分けているものもあります(ワイプアウトMIDの180gと130・150g、KYジグIIなど)。

② 重心の位置を見る
同じ青物用でも、センター重心(ナガマサ・MID・ウィークベイトSD)、中心からやや後ろ(ワイプアウト)、前後に分散(G2)と考え方はさまざま。メーカーの説明では、重心の置き方がスライドの長さやフォールの姿勢に関わっています。

③ 重さは水深と潮で決める
底が取れる範囲なら軽いほうが扱いやすく、潮が速い・深い日は重いほうへ。6本ともウエイトの幅があるので、いま使っている重さの前後もそろえられるかで選ぶのも手です。ロッドのジグ重量の上限も必ず確認しましょう。

④ フックは別に用意する前提で
KYジグIIとCB.ナガマサ(標準品)はフックなしと明記されていて、ほかの4本もメーカーの公式ページにフックの記載がありません。アシストフックは別に用意するつもりで予算を組みましょう。

真下に落とす釣り(バーチカル)なら

ラインが船の真下に入る釣りでは、真下からの操作で素直に動くジグが扱いやすくなります。

1

Mangrove Studio ワイプアウトMID 180g

★ 3.0

センター重心・左右非対称のミディアムサイズのジグです。MIDは重さごとに役割が分かれていて、130・150gはドテラ流しや遠投して斜めに引く釣り、180gはラインが船の下方向に入る「バーチカル」向けに作られています。メーカーの想定は水深20〜80mで、標準的な3〜5号のタックルのほか、2〜2.5号の細いラインでも小さな力で動かせるとしています。180gでも150gとほぼ同じ大きさに収めているのも特徴です。

スペック 130g 155mm/150g 165mm/180g 168mm・2,400円(税込2,640円)

2

Mangrove Studio ワイプアウト(ショートタイプ)200g

★ 3.0

ヒラマサ・ブリ・カンパチ・マグロ類を狙う青物用ジグで、重心は中心からやや後ろの6:4。シャクりの合間に横を向いて後方へひらつく動きが持ち味です。メーカーは「スピニングでは速く、ベイトでは小刻みに」「バーチカルでもナナメ引きでも操作が簡単」と説明しています。200gはシリーズでいちばん重く、全長158mm。200gは設定のないカラーがある点には注意が必要です。

スペック 80〜200gの5ウエイト・200g 158mm・2,400円(税込2,640円)

3

CB ONE G2 130g

★ 3.0

重さを前後に大きく分けて配置したメタルジグで、メーカーは「ジグ自体が動こうとする推進力を生む」設計と説明しています。バーチカルから浅場のキャスト&ジャークまで対応し、基本のワンピッチで速さや力の入れ方に変化をつけて使う想定です。80〜250gの7ウエイトと幅が広く、水深や潮に合わせて選びやすいのも利点。フックについては公式ページに記載がないので、アシストフックは別に用意しておきましょう。

スペック 80〜250gの7ウエイト・130g 168mm・1,900円(税別)

ドテラ流し・ヒラマサ狙いなら

船を風で流し、ラインが斜めに出る「ドテラ流し」では、長いジグが選ばれます。2本とも標準品にフックは付いていません。

4

DAIWA ソルティガ KYジグII アデル 180g

★ 3.0

九州・玄界灘でヒラマサを獲るために開発された、ダイワの分類で「ドテラ用ロングジグ」です。断面を円に近づけ、ヘッドにパドル状の平らな面、テールは細く絞ったスリムロングボディで、速いフォールと軽い引き抵抗を両立させています。ジャーク後のスライドは「ある程度」保ちつつ、スムーズに水を抜けることを重視した設計。大口径・太軸のワイヤーで、アシストフックが絡みにくい形になっています。

スペック 150〜250gの5ウエイト・180g 220mm・2,250円(税別)・フックなし

5

SMITH CB.ナガマサ 200g

★ 3.0

ロングフラットボディ・センターバランスのジグです。ラインを張らずに落とすほど、長い平面で水を受けて水平方向にロングスライドします。メーカーのおすすめは、高速のショートピッチジャークではなく、着底後に竿先を30cmほど跳ね上げながらゆっくり巻き、わざとラインをたるませてスライドさせる方法で、「特にヒラマサに有効」としています。ラインを張らずに落とすとオマツリしやすいので、落とすときはラインを軽くつまむよう案内されています。

スペック 180〜400gの7ウエイト・200g 230mm・2,100円(税別)・標準品はフックなし(アシストフック付きは別モデル)

スピニングでテンポよくシャクるなら

6

メロン屋工房 ウィークベイトSD 150g

★ 3.0

左右非対称・センターバランスの細身のロングジグで、メーカーはスピニングタックルでの使用を前提にしています。ハイピッチのジャークでショートスライド、ミドルピッチのジャークでロングスライドと、シャクりの速さで動きを変えられ、操作のミスで動きが崩れにくいのが特徴です。九州・玄界灘で増えている、穂先のやわらかい低弾性ロッドでジグの動きをワンテンポ遅らせる使い方にも対応するとしています。

スペック 90〜250gの7ウエイト・150g 1,750円(税抜)

ひと目で比較

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製品 重心・形 ウエイト展開 メーカーの想定 フック 管理人評価
ワイプアウトMIDセンター重心・左右非対称130〜180g(3種)180gはバーチカル、130・150gはドテラ公式に記載なし★3.0
ワイプアウト(ショート)中心からやや後ろ(6:4)80〜200g(5種)バーチカル・ナナメ引き公式に記載なし★3.0
CB ONE G2前後に分散80〜250g(7種)バーチカル〜浅場のキャスト公式に記載なし★3.0
KYジグII アデルスリムロング(非対称)150〜250g(5種)ドテラ(ヒラマサ)なし★3.0
CB.ナガマサセンターバランス180〜400g(7種)スローな操作・ドテラ(ヒラマサ)標準品はなし★3.0
ウィークベイトSD左右非対称センターバランス90〜250g(7種)スピニングでのジャーク公式に記載なし★3.0

※各メーカー公式より(2026年11月照合)。詳しいスペックは各レビューページに出典つきで載せています。

管理人の深場用ジギングタックル

管理人が深場のジギング用にそろえたベイトタックルです。リールにはPE4号、リーダーはフロロカーボン80lbを巻いています。ロッドのジグ重量はMAX260gで、ダイワは水深80〜160m前後の潮の速いエリア向けとしています。

ロッド ★5.0

DAIWA アウトレイジ BR J60B-5

1.83m・ジグMAX260g/PE MAX5号

リール ★5.0

DAIWA 25 ソルティガ 35H

ギア比5.8・ハンドル1回転118cm・最大ドラグ13kg

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ほかの釣り物のジグ選び

タチウオ用のジグ(TGベイト タチウオ、鏡牙ジグなど)と、サワラのキャスティング用ブレードジグは、それぞれ別の記事でまとめています。磯からの青物用ジグ(撃投ジグ ストライクなど)は、船のジギングとは作りが違うのでこの記事では外しました。

▶ 東京湾タチウオジギング おすすめメタルジグ5選 を読む
▶ 東京湾サワラキャスティング ブレードジグ比較 を読む

まとめ

真下に落とす釣りなら、バーチカル用に作られたワイプアウトMID 180gや、操作の幅が広いワイプアウト・G2。ドテラ流しでヒラマサを狙うなら、ドテラ用ロングジグのKYジグIIか、スローな操作で水平にロングスライドさせるCB.ナガマサ。スピニングでテンポよくシャクるならウィークベイトSD。まず自分の釣り方を決めてから、重さとフックをそろえていくのが近道です。相模湾の青物の釣れ具合は、毎日更新の相模湾 釣果ウォッチでも確認できます。

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